Gmailにメールが届かないトラブルの改善方法

どこのECサイトでも発生します。
原因は世の中のメールシステムセキュリティで正しくない状態になってしまうからです。

Gmailになぜ届かないのか?

メールスパムが蔓延しており、送信元詐称されたメールが多い為、ドメインが認めた送信元からのメールしか受け付けない形式にGmailがセキュリティ強化したのが理由です。

よくあるケースとしては、「ECサイトのドメインと注文連絡に使うメールアドレスのドメイン部分が違う」ことが原因です。

要は、クロネコヤマトがゆうパックを持ってきたらおかしいですよね?受け取り拒否しますよね?そんな感じです。

◆おちゃのこネット

https://www.ocnk.net/faq/?action=faq&cat=281595&id=1683&artlang=ja&highlight=Gmail

改善方法その1:ECのドメインで注文メールを送る。

これが一番簡単ですが、今まで違う運用をしていた場合は変更が困難です。
複数EC運営しており、注文を一元化している場合も変更はとても困難だと思います。
この場合は改善方法その2へ進んでください。

改善方法その2:ECサイトと違うドメインの方のDNSレコードにSPFレコードを追加する。

イメージとしては、私のECドメイン(例:amazone)からは、クロネコヤマトと赤帽で送るから受け取ってねという感じです。どっちで着くかはわかんないけどそういうのを認めるという設定になります。

設定方法

①送りたいドメインのDNS設定画面を開きます。

各社違いますが、自社ドメイン等を取得されている場合は、DNSにSPFレコード設定方法があるはずです。
ドメイン取得先のヘルプ等を確認してみましょう。

⓶「ECサイトで使用している送信メールサーバのIP」を調べます。

これがなかなかわかりにくくて、名前に対してIPは変更ができます。
メールソフトで設定しているSMTPサーバに該当する部分になります。

スタートボタンを押して「cmd」と入力します。
黒いコマンドプロンプトのアプリが表示されますのでそれを起動します。

キーボードから、「nslookup」と打ち込んでEnterします。

ECサイトのドメインで使用しているメール設定で使用しているSMTPサーバのサーバ名を入力します。
WWW.XXX.YYY.ZZZの応答があると思います。それがECサイトの送信メールサーバのIPアドレスです。


③DNSレコードにECサイトの送信サーバをSPF許可で記述する。

先ほど調べたIPアドレスをECで使用したい別ドメインのDNSのSPF許可の形で記述します。


④24時間ほど待ちます。
Gmail側に許可の連絡が回るのが長くて24時間程度必要です。
短いと2時間ぐらいで反映されたりします。

④Gmailで仮注文を出して、無事注文メールが届けばトラブル改善です。

注意点としてこれで一旦は直りますが、ECサイト側のメールサーバのIPが変更になった場合は届かない現象が再発します。

月1ぐらいで確認したほうが良いかもしれません。

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